北夏輝:恋都の狐さん
恋都の狐さん
- メフィスト賞受賞 (45)
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【この小説が収録されている参考書籍】
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メフィスト賞の授賞作ということで購入しました。 全く尖ってない。深みもない。 奥手な女学生の安い妄想みたいだった。 |
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思った以上に内容があり、読みながら作品に引き込まれていくようでした。この著者の作品に注目したいです。 |
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この小説には様々な要素が盛り込んでいるあるが、メインであろう「恋愛」について言えることは、「終始主人公の独り相撲」の一言に尽きる。 常に狐のお面を付けた青年「狐さん」と美人の揚羽さんに出会った主人公は友達になる。 狐さんはミステリアスな青年だが、意地悪でわがまで子供っぽいところがある。主人公は揚羽さんに憧れを抱いたようだが、狐さんはせいぜい変な人止まりのようだ。 それが主人公が鹿に猿沢池に突き落とされた事件(思えばこれも不可解な部分だが割愛)で助けてくれた狐さんに唐突に恋に落ちる。 それからは猪突猛進の主人公は鼻息も荒くバレンタインチョコを作って、狐さんの自宅に届けるも、中から揚羽さんが出てきて「二人は恋人同士」と勝手に思い込み、一人悶々とする。 いままで二人の関係性なんかほとんど気にもとめてなかったくせに…。 それからは二人に陰で迷惑がられているんじゃないかと卑屈な様を見せていたのだが、狐さんのトラウマとその原因に関与していた揚羽さんの心境を聞く。そして揚羽さんに狐さんが「主人公に好意的だ」と教えてくれる。 ところが主人公はとんでもない独りよがりな決心をする。そしてほとんど言い掛かりのようにそれを二人に押し付けた。 おい、君はいったい何がしたいんだ? 一番ミステリアスだったのは狐面の青年ではなく主人公だったのだと、気づいた時にはすでに巻末だった。 買う必要は感じない |
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表紙のイラストと、舞台が奈良というところに惹かれて読みました。 読後、終わりはいいけれど、それまでの道のりがあまりしっくり来ないと感じました。 主人公が狐さんに恋をする。 それは当然でしょう、タイトルが何と言っても「恋都の狐さん」なのだから。 でも、好きになったときがあまりにも唐突であったりとか、主人公の気持ちが、 恋している女の子という感じがあまりしなかったりしているように思えました。 折角そのタイトルにしているのに、何を勿体ぶっているのですか! と、思わなくもないです(笑) 嫌いじゃないだけに、ちょっと物足りなさがありました。 次回作、期待しています! 今度も是非奈良で! 或いは京都で!! |
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あちゃーって感じです。 中盤から、すごくだれてきて微妙…。 好きな本は何回か読みなおすんですけど、もういいかなーってかんじです。 でも恋愛小説ではなく、奈良散策小説と思えば面白いです。 でもいろんな矛盾が目立ちます。 設定の基盤がしっかりしていなかったのでしょうか? 買って、後悔。これに尽きます。 |
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奈良の行事がたくさんでてきて、思わず奈良に行きたくなる。 登場人物の掛け合いも楽しめました。 ただ、残念なのは最後。 あっけなくて、続きをだすことを考えてだとしても、こんな終わりかた?と思いました。 私は恋愛小説だと思って購入したのですが、ほとんどそんな要素はなかったです。奈良のPR本に近いかな。 ちょっと残念。 |
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常に狐のお面をつけている若い男性。 当然読者の興味は、「この人はどうしてお面をつけているのか?」という一点に集約されます。 そしてその答えが、読者が最初に予想する答えそのものなのが、大きなマイナス点でした。 主人公には好感が持てたのですが、あまりにも意外性がなさすぎです。 ラストが不満という人がいるようですが、自分はラストはこれていいと思いました。 |
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残念なところもありますが、続きを想定してなのかなぁ?と期待をこめて☆4つで。 テンポの良い会話も良かったし、ありそうなストーリーだけど続きが気になって一気読みしました。 なのに、最後はちょっと・・・どうしてそういう結論に至ったのか主人公の心理がいまひとつよくわからなかったです。 |
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「メフィスト賞受賞作」であることを期待して読みました。 一読してミステリとは思えず、広義のエンタメというには地味で、 これがメフィスト?という感じ。 じゃあどんな小説なのかというと、 ごく普通の女の子の恋愛小説なのかなと思います。 奈良県の文化には詳しくなれましたが、消化不良。 |
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女子大生の主人公が、節分の豆まき行事をはしごする発端から、情景はたいへん丁寧に書かれています。 決して狐面をはずさない着流しの男性と、相棒らしいきりっとした揚羽という女性。 「私」とふたりの出会い、そしてひょんなことから一緒に夕食を取り、そのまま泊まってしまう・・・ 奈良の風物詩と、シニカルな狐さんとの対話や、彼の大道芸は面白かったのですが、いったいいつ事件なりミステリ(謎)なりが始まるのだろうと思っているうち、本のページは真ん中を越えてしまいました。 「私」と「狐さん」と「揚羽」のなかなかドラマが深まらずに続いてゆく淡々とした時間。しかしそれをのせている舞台のほうは元興寺、猿沢池、采女祭と十分に歴史と幻想の重みがあり、そちらの迫力でおわりまで読みました。 そしてそこで気づいたことは。 「ミステリ」とは、この狐さんの正体、だけだったのか? そうしてみると、あっと驚く奇想や、現実を転覆するメフィスト賞ならではの破壊力はなく、ふつうの古都恋愛小説でした。 (恋愛小説としてみると、もっと感情のダイナミズムがあってもよかった、というか、主人公のひとりエッセイでおわっているような気がしました。) あっけないラストでしたが、しばらくたって思い返してみると、豆まきの豆をひろうために必死になったあげく、そこにくじびきの特賞が入っていて、せんとくんの巨大ぬいぐるみをビニールひもで背負わされて帰る少女、という主人公像はかなりインパクトがありました。そして横柄で独りよがりな狐さんの人生も、けっこうドラマティックなもので、これが奈良の神事祭礼と重ねてあるところもよかったと思います。 「私」の手記が分析に入りすぎるところや、自己完結しがちなところがマイナスしている気はしますが、それなりにひとつの世界を感じますので、ミステリとか日常の謎とかにこだわらない気持ちで、次作に期待したいです。 |
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