新堂冬樹:殺し合う家族
殺し合う家族
|
【この小説が収録されている参考書籍】
|
■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。
|
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt | ||||||||
| 0.00%0人 | 0.00%0人 | 0.00%0人 | 0.00%0人 | 0.00%0人 | 100.00%1人 | 0.00%0人 | 0.00%0人 | 0.00%0人 | 0.00%0人 |
| [☆1] | [☆2] | [☆3] | [☆4] | [☆5] | [☆6] | [☆7] | [☆8] | [☆9] | [☆10] |
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
とにかく読み進めるのがつらい。読んでて本当に気分が悪くなる。途中で何度も読むのを止めようと思いつつも何とか読了。 |
||||
|
||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
他のレビュアーさんの書かれている通り、たしかにリアリティーに欠け、突っ込みどころは多いのですが、 富永(松永)の巧妙さ、狡さ、稚拙さなどの人間性を上手く表現していると思いました。 ああいう風に会話を持っていかれて追い詰められたらどうしよう、と思いますね。 でも、最後は一番現実味が無く納得出来ませんでした。(公判中に急にあんな事しても、ああいった結果にはならないと思うので・・・検察だって必死ですよ) 松永は虚栄心と自己顕示欲の塊みたいな人間だと思うので、死刑回避のための嘘でもああいった、自分が格好悪く見えること、はしないのでは無いか、と思ってしまいました。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
つまらない 無駄に長いだけでやたらスタンガンが出てくる。『消された一家』を読んだが、そっちの方が読みごたえがある。これだけの猟奇的な事件を駄作に貶めてしまったのは作者の筆力に翳りが見えたのかな?芸能プロとかやってないで、ちゃんと小説に取り組んで欲しい |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
この本を普通の小説として読むと、ありえないと思ってしまうことでしょう。 物理的には逃げられるのだから逃げればいい、或いは、家族を殺すくらいなら、 スタンガンを使うなりして、支配者である富永を殺してしまえばいいと思えます。 しかし、この小説のもとになった事件「北九州・連続監禁殺人事件」 では、実際に同様のことが行われ、支配された人たちは、逃げるチャンスもあったし、 支配者 松永太 を殺すこともできたはずなのに、それをできませんでした。 これは、この事件のノンフィクション本「消された一家」に理由が書かれています。 それは、心理的支配です。 「消された一家」の著者は、なぜこのような支配が出来得たかを追い求め、 ジュディス・L・ハーマン著「心的外傷と回復」にその答えを見出します。 一見、不思議としか思えない、この心理的な支配が可能であることを述べており、 実際に、裁判に証拠として提出されています。 ただの小説として読めば、あまりにグロテスクで、支配者富永に不快を感じ、 富永に従って家族同士、互いを傷つけ、殺し合ってしまうことに納得がいかない 思いがするかもしれません。 しかし、小説として多少形は変わっていますが、これは現実に起きた事件なのです。 私は、この小説は、元の事件の支配者 松永太 の恐ろしさ、巧妙さ、いやらしさ など、憎らしさを実にうまく描いていると思います。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
この著者の作品は初めて読みましたが、エグいアオリに惹かれて購入。 内容はなかなか楽しめました(実在する事件をモチーフに描かれているのでこの表現は適切ではないかもしれませんが…) 貴子の服従せざるを得ない心理描写などは興味深く読めました。 ただ、主人公貴子はまだしも、母や姉が主犯の性技に溺れ、殺人を犯すなどというところはやや失笑ものでした。 作者は女性がお嫌いなのかしら?と思ったほど。女性を馬鹿にしているようにも受け取れましたので。 それから、これは作品としてどうかと思うのですが、 冒頭の殺人の描写と後半の殺人内容が違っていたり、数ページ前と同じことをまた書いてあったり、冒頭での貴子が回想しているひどい虐待を受ける描写が全く後半でてこない(忘れた?)、 以前受けたことのある虐待を再びされようとしたときの描写が、初めて受ける虐待方法のように描かれていたり…(「それをされたら死んでしまうかも!」…って、前にされてるでしょ(呆) などなど、物語と関係のない所で現実に引き戻されることが多く、興ざめでした。 内容はエログロ好きの私にはぴったりで吐きそうになる点では満点でしたが、 文章として稚拙に感じてしまったので、この方の作品はもう読むことはないかな…という感じです。 構想執筆に時間をかけるのはよいですが、推敲して矛盾がないかのチェックにも時間をかけてほしいものです。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
私は新堂冬樹の作品をかなり読んでいる。 エログロがすぎる、マンネリだ、という評価もわかるが、それでも私は読んできた。 大声で大好きな作家だとは言えないが、新作が出たら読むかどうか検討するくらいには気に入っている。 「カリスマ」はオウム真理教をモチーフにした作品だが、 あの教祖ならこれぐらいのことをやっていたに違いないという世間の気持ちを代弁するように過激な作品になっていた。 実際がどうだったかはわからないからこそなのだろう。 しかし、この「殺し合う家族」は、違う。 すでに豊田正義の「消された一家」等が発表されてしまっている。 すでにノンフィクションとして発表されているのに、あえて新堂冬樹がそれをモチーフにしてフィクションとして書く意味がわからない。 現実に殺された人数は7人。 それが、「殺し合う家族」では、5人しか殺されていない。 10歳と5歳の子が現実には殺されているのに、そこは書かれていない。 しかも、5歳の子を殺すときは、10歳の子も協力しているという悲しい現実があるのに。 逃げだした子供も、10歳から軟禁されはじめ、17歳でようやく逃げている。 ものすごい長期に渡る監禁・虐待が続いていたのである。 それが「殺し合う家族」はせいぜい1ヶ月程度のスパンの話である。 金もそれほど手に入れていない。 要するに過激描写が売りの新堂冬樹が現実の事件をモチーフにしてノワール作品を書いているのに、 現実の事件に過激さが負けてしまっているのである。 なので、「消された一家」を読めば十分だと思う。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
世を震撼させた実際の事件を元に書かれたフィクションです。元の事件があまりにも世離れした凶悪事件だったので、それを知らない人が読んだら戸惑うこと必死のエグい内容です。 ただ、この事件の詳細を綴ったノンフィクションもいくつか出ているのであえて同じような内容にしなくても良かったのでは? 作者が何を伝えたいのかわかりませんが、実際の事件が救いようのない悲惨な内容だったからこそせめて小説では希望ある内容にして欲しかったです。結果として実際の事件を変に弄くりまわした不愉快な作品になってしまったと思います。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
実際の事件を元に書いているそうですが、 内容はかなり違っておりますので読み物としてレビューをします。 自己中心的な男を主役に置き、その理不尽さと自分勝手さを描いていますが、 同じ表現の繰り返しのため途中から読むのがやや億劫になります。 殺害風景や死体解体に関しては、残虐な表現を駆使していますが現実味がなく説得力に欠けます。 生きたまま殺す描写もありますが、ありえないことが含まれているので話に移入しにくいです。 終わり方も釈然とせず、筆者が何を伝えたいのかが汲み取れませんでした。 頁数が多いため値段も張りますが、特にお勧めできる点はありません。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
| 実際に起こった事件をモチーフにして書かれたものだということは理解できる。件の事件を風化させないとう意味では良い作品だと思う。少なからず、この作品を読むことで、実際に起こった事件について、お調べになった方も多いだろう。ラストは納得できない方も多いとは思うが、私は却ってあのラストの理不尽さで新堂作品の面白さを感じました。 | ||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
実際にあった「小倉の一家監禁殺人事件」を描いただけなので、それなら モデルになった実際の事件を取材したノンフィクション 豊田正義の 消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 」(新潮文庫) 佐木隆三の「なぜ家族は殺し合ったのか 」(プレイブックス・インテリジェンス) を読んだ方が良いと思う。 小説にしたことで、読者に現実を直視させなくなっていると思う。 それはあまり良いことではない。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
私は、昔から新藤裏社会ノベルの大ファンであるが、数ある作品の登場人物の中で最低な男というのは何人もでてきている中で、本作品の富永もずば抜けている。 マインドコントロールされ、「自分を守る為に人を殺さなければならない状況」になってからの描写が素晴しい。 普通、日本で生きている中ではありえない事が普通に感じてくる。強者と弱者がハッキリしており、弱者は生き残る術を考えなければ、明日は自分が殺されてしまうかもしれないという状況下に置かれる。客観的に読んでいたら笑ってしまう状況になっているかもしれないが、登場人物の立場で考えれば納得のいく展開ばかり。これは裏社会うんぬんではなく、作者でしか描けない世界だと思う。 私にとっては、いい意味で裏切らない作品だった。 性的にも、肉体的虐待にも、溝鼠や炎と氷の描写と同等、いや、それ以上に目を背けたくなる場面がたくさんある。 風呂場で殺してしまってからの証拠隠滅の為に、ノコギリで人体をバラバラにするシーンがあるのだが、自分の胃液が序々にこみあげてくるのがわかる。 自分の事をサディストと感じている人でもショックをうけるでしょう。 溝鼠でも同じ衝撃を私は受けましたが、本作品の富永のサディストっぷりもスゴイ。 読み終えてから半年経ってからの書き込みであるが、今でも内容を思い出したくはないくらい酷い仕打ちをする。 評価が2極化していますが、なぜ低いのかがわからない。 読んでいる最中の私は、ほとんど眉間にシワを寄せながら読んでいただろう。 しかし、新藤中毒者にはたまらない表現、醍醐味であるのには間違いない。 自分が平和ボケしていると感じている人にはもってこい。 読んでからすぐにショックをうけ、呆然とするのも間違いない。 星4つなのは、確かに大声をあげてお勧めできる内容ではないからだ。 好きな人はとことん好きだと言える作品だと思う。 私はこれからも新藤作品を読み続けるだろう。 |
||||
|
||||
|














