天童荒太:家族狩り
家族狩り
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多くの家族に悩む人々がすれ違い、やがてそれぞれの結末を迎える大作 1500ページを気にさせない巧みな文体は素晴らしいのだが、 どうにも似たようなフレーズの使い回しが多く、水増し感もいなめない 事件はほとんど序盤と終盤しか起きずオマケみたいなもの まあ作者らしい一冊なので、ファンなら安心して買える作品だろう |
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著者は、本シリーズ『家族狩り』で山本周五郎賞を受賞した天童荒太。 (H16/06/01 発行) 本書は、『家族狩り』シリーズ、全5部作中の第5作目になる。 連続家族自決事件のサスペンス編も種明かしがあり、それぞれの思惑が交錯していた登場人物らもそれなりの末路を迎えることとなる。 湿っぽい雰囲気は本書でも変わらず、結局、作者は本作品を通して何を言いたかったんだろう…社会は簡単に変わらない、しかし、変わらないと嘆くことよりも、一歩でも働きかけることが大切だ、というところか。 本書はハッピーエンド…と言いたいところであるが、ハッピーエンドを迎えられた人もいれば、二律背反で、バッドエンドを迎えた人もいる、大風呂敷を広げれば、世界中では毎日バッドエンドを迎えている人たちもいる…その事実にどう考えていくかが、呈示されているように感じた。 天童荒太は本作品で初めて読んだけれど、ぶっちゃけ全体的に長すぎる。 メッセージは分かったから、5部作じゃなくとも、1,000ページくらいで纏められなかったんだろうか…中だるみ感が自分には大きかった。 |
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著者は、2000年『永遠の仔』で日本推理作家協会賞を受賞した天童荒太。 (H16/05/01 ? H16/06/20 第4刷発行) 巣藤浚介は、新しい生活に慣れ始め、落ち着いて物事を整理してゆく。 氷崎游子は、駒田との問題に孤立奮闘するが、悲劇的な結果を迎える。 芳沢亜衣は、学校に通うのも難しくなり、精神を病みつつ助けを求める。 馬見原光毅は、事件の糸口を見出すが、妻との間に大きな問題が起こる。 本書は、『家族狩り』シリーズ、全5部作中の第4作目になる。 第3作目でも読むのがストレスフルになってきたけれど、本書でもそれは変わらず、陰鬱な雰囲気は続き、みんなはより泥沼にはまってゆく。 馬見原光毅って刑事のおっさんがいるんだけれど、家族のためにがんばっている風に見えるけれど、ぶっちゃけこいつが一番嫌い。クズや。 思ったことは口に出すべきだし、妻や家族に無碍に当たるのも気に食わないし、無口なスタイルが一家の主らしいと思っているのもムカつく。 事件は、流石に徐々にトリックが見え出したけれど、最終巻ではどんでん返しがあるかもしれない、けれど正直そこまで期待もしていない。 ───待って、待って。わたしは、ここよ、ここなのに。ここにいるはずなのに。違うの?わたしはここにいないの?(p.158) |
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著者は、『孤独の歌声』で日本推理サスペンス大賞優秀賞となった天童荒太。 (H16/04/01 ' H16/09/30 第7刷発行) 巣藤浚介は、高校の教師を謹慎処分にされ、自分の考えを見つめ直す。 氷崎游子は、講演会で山賀に捲し立てられ、さらに自信を喪失してゆく。 芳沢亜衣は、拒食症とともに、精神を病んでゆくのを自分でも感じる。 馬見原光毅は、自分なりに母子を全身全霊で守っているが、歪んだまま。 『家族狩り』全5作中の第3作目だが、そろそろ読むのも疲れてきた。 疲れたというか、読み進めるのは楽しいのだけれど、なんかこの鬱屈とした空気に疲れてきた…未だ誰も救われない、未だ誰もが迷走中。 なんとなく著者のいいたいことは分かるし、投げかけられているクエスチョンも分かるけれど、如何せんそのテーマがまだ漠然としている。 第2作目よりは収斂してきた感はあるけれど、まだしっくりきません。 「真の家族に必要なものは、目新しいものじゃありません。愛です。無償の愛、ただ捧げる愛です。子どもからも、配偶者からも、親からも、また周囲からも、まったく見返りを期待しない、おのれを捧げつくす愛こそが、人を、家族を、そして子どもたちの未来を支えるんです」(p.94) |
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著者は、1960年愛媛県生まれで生まれた小説家、天童荒太。 (H16/02/01 ' H17/01/20 7刷発行) 恋人と家庭を作ることに抵抗を感じている高校教師の巣藤浚介。 ある母子との旅の終わりに、心の渦気を感じた刑事の馬見原光毅。 虐待されている少女に胸を痛める児童心理に携わる氷崎游子。 最初はショート・ショートかと思うほど全然関係ない話が、徐々に、徐々に、紡ぎ合わさってくるサスペンス、全5部作中の第1作目。 全5部作に亘る大題は『家族狩り』、家族に焦点を当てて、家族とは何なのか、様々な視点から家族の「偶像」と「聖像」を表す。 自分の僭越すぎる例えで言えば、重松清と東野圭吾を足して二で割ったような、推理小説の中にも道徳心溢れる問いを見出せる作品だった。 最期でサスペンスがやっと出てくる感じの序章。2部作以降に期待。 |
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なにが正しい家族の形なんだろう? どんな子育てをすれば、家庭内暴力をしたり引きこもったりすることがない子に育つんだろう? この本を読んでますます解らなくなりました。 愛ってなんなんだろうな、本当に・・・。 でもやっぱり家族のことだからと囲いを作って、内に内に籠ってしまうことは良くないのかなぁと感じました。 |
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「悼む人」から天童荒太さんを知りました。 原点といわれている「家族狩り」 文庫版から読み始めることにしました。 第1部を読み終わったところですが、 ずっしりと重いものを感じました。 第2部以降の展開に期待です。 |
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痛いです。 のっけから、痛い描写が続きます。 暴力・グロいのニガテな人はお勧めできません。 そして、本文自体もとても重く、つらいです。 親が愛情と思っているものは、子どもにとって重荷なだけ? どうやって、子育てしていけばいいの?? 最後にほんのすこし救いがあるけど 子どもを生み育てることが怖くなってしまう本です。 改訂版も文庫で出ているそうですがちょっと読む気になれません。 子育てを卒業して、おばあちゃんになった頃落ち着いて読めるかもしれませんが。 |
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| 事件がてんこもりで、面白く読めます。やや物足りないのが、人物の描写。各登場人物が、与えられたキャラクターを全うし過ぎかな、という印象です。完成度の高いエンターテイメント作品だと思いますが、読み返すことは無いです。 | ||||
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この作品は、引きこまれる。 どこまでも、矛盾とやるせなさがつきまとうけれど、 同時に期待してしまう展開。 再生なのか未知なる愛の世界なのか、 人間のキャパシティはやはり広く深いほうがいいと気付かされる。 こんなにひどい「家族」という名の偽善的形骸が描かれる中、 同時に、「家族っていいなあ」と想わせる力がある・・。 厳しく★4つ。 最後の☆は、さまざまな家族に帰属する読者に帰依したいと思うから。 |
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